バンドのメンバーなどがよく「音楽性の違いが原因で解散する」というのを耳にしたことがあるかと思いますが、ここではクラシックにおける"音楽性"についてお話ししたいと思います。
音楽性とは、
●楽譜を深く読み取ること
●奏でる音楽の色や形を豊かに想像すること
●想像した音楽を自然に表現すること
これらを総合したものだと考えます。
楽譜には音符や記号がたくさん書かれています。では書かれていることだけをやれば音楽的な完璧な演奏になるのか?そうではありませんね。書いてあることだけでなく、書いていないことも読み取る力を身に付ける必要があります。
そしてどんな音楽を作ろうか想像を膨らませます。細かく緻密に、音の強弱や流れ、色やキャラクターを思い描きます。
読み取ったことを表現する力、テクニックも重要です。指が速く動くとか大きな音が出せるといったことではなく、"イメージ通りの音を奏でる力"もテクニックです。
当教室では生徒さんの音楽性を広げ磨くこと、そして表現する喜びと楽しさを実感してもらうことに重きを置いてレッスンに取り組んでおります。
音楽を表現するためには身体の使い方がとても重要です。指先、手、手首、腕、ひじ、肩、背中…全身を使ってピアノを弾きます。
椅子の高さも大事ですね。
身体を上手に使って“いい音”が出せた時の生徒さんの演奏は、一段と心に響きます。弾いている生徒さんの表情もとても輝いています。
これまで思い通りの音色が出せなかった方も、身体の使い方を学ぶことで理想の演奏に一歩近づけるのではないでしょうか。
指先でただ打鍵するだけではない、本当のピアノの弾き方を分かりやすく丁寧に指導いたします。